3Dデータの配布

3Dデータの配布

配布データを利用する

3Dプリンタで出力するために必要な3Dデータは、自分で作成することもできますが、配布されているものの中から利用することができます。

3Dプリンタの普及の壁になっているのが、3Dデータを自力で作ることが難しいことです。

しかし、配布されているデータを使えば、3Dデータを作ることなく、手軽に立体造形を楽しむことができます。

無料か有料か

インターネット上で公開されている3Dデータを利用するときには、そのデータが無料なのか有料なのかに注意をしなければいけません。

無料のデータは自由に使うことができますが、当然のことながら有料のデータはお金を払わなければ使用することができません。

自由に使える?

また、配布されたデータによって立体化されたものを自由に第三者に渡していいものなのか、いけないものなのかという点にも注意が必要となります。

細かい注意点は、データの配布もとの指示に従うことになります。

出力代行サービス

売れている製品

出力サービスで手軽に立体を楽しむ

3Dプリンタを買わなくても、立体物に出力してくれるサービスが開始されています。

従来のコピー感覚で、用意した3Dデータをお店に持ち込むと、お店のほうで受け取ったデータを立体化してくれますので、個人でプリンタを購入して立体化するよりもはるかに手軽に3Dプリンタを利用することができます。

データの受け渡し方法で分けると、オンラインでデータを送るサービスと店頭でデータを渡すサービスがあります。

オンラインで注文

インターネット回線を通して3Dデータを送って立体化を依頼するタイプがオンラインサービスです。

この方式の場合、店舗に出向く必要がありませんので、すべてのお店の中から、作れる立体物の品質や価格を比較しながら注文することができます。

店頭で注文

実際の店舗に3Dデータを持ち込んで立体化を依頼する方法もあります。

出力代行サービスを行っているお店が、店頭での受け渡しに対応しているかどうかを確認する必要があります。

なかには、店頭でパソコンと3Dプリンタを貸し出して、自分で直接出力することに対応しているお店もあります。

自分で体験できるところがこのタイプの魅力です。

売れている製品

売れている製品

売れている家庭用3Dプリンタの価格

家庭用3Dプリンタの価格は、10万円前後というのが相場です。

売れ筋の商品もその価格帯に集中しています。

たとえば、XYZプリンティングジャパンの1製品、アビーの2製品に人気が集まっているようです。

ダヴィンチ1.0の価格

XYZプリンティングジャパンのダヴィンチ1.0は、7万円前後の価格で売られています。

作れる立体物のサイズは最大で、200×200×200mmとなっています。

なお、XYZプリンティングは台湾のメーカーです。

SCOOVO X4とSCOOVO C170の価格

アビーのSCOOVO X4とSCOOVO C170は、どちらも15万円程度の価格で販売されています。

SCOOVO X4が作れる立体物のサイズは最大で、180×140×100mmとなっています。

SCOOVO C170が作れる立体物のサイズは最大で、175×150×150mmとなっています。

なお、アビーは日本のメーカーですが、SCOOVOはもとはオープンキューブの製品でした。

2014年にアビーとオープンキューブが経営統合を行って、アビーでの販売となっています。