熱溶解積層方式と光造形方式
3Dプリンタには二つの方式
3Dプリンタには、熱溶解積層方式と光造形方式の二つの種類があります。
熱溶解積層方式はプリンタ本体が比較的安価なため家庭用として販売されています。
光造形方式は本体が高価なため産業用として利用されています。
熱溶解積層方式
熱溶解積層方式は、「FDM(Fused deposition modeling)」と呼ばれることもあります。
この方式の3Dプリンタが家庭用として販売されています。
光造形方式よりも安価で製品化できるところに特徴があります。
熱溶解積層方式のしくみ
熱溶解積層方式では、フィラメントと呼ばれる樹脂を素材として使用します。
フィラメントとしては、ABS樹脂やPLAが使われます。
プリントの仕組みとしては、熱して液状となったフィラメントをノズルから押し出していき、押し出されたフィラメントを積み重ねて立体物を形作っていく方式です。
光造形方式
光造形方式は、紫外線で硬化する特性のある樹脂を使う方式です。
この方式のプリンタは高価になりますので、家庭用としては一般的ではありません。
光造形方式のしくみ
光造形方式では、プール状にためた樹脂にレーザーを当てることによって樹脂を硬化させ、一層ずつ立体物を作り出していきます。